ミモザの微笑み
ミモザのように微笑んで
あの日の若いあなたのままで
一番素敵な笑顔を見せて
春の訪れを感じる頃
日差しを浴びながら歩く小路
光の粒を集めた檸檬色が揺れていた
そのやさしさが
その愛らしさが
ただ嬉しくて
小さな幸せに心が弾んだ
そんな思い出の花のように
私を見つめて微笑んで
それだけでいいから
もうそれだけで
あたたかなひだまり
ミモザの花房
そよ風に揺れて揺れて
あなたはずっときれいなまま
そうして私は手を合わせ
あなたを真似て笑います
どうぞあなたの世界から
明るい光を送って下さい
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