詩詠い
それはひとり語りの物語
それは静かな夕景色
風が吹き抜け凪いでは消える
紡ぐ言葉の夕焼けや
紫なずむ雲の色
頬に触れるほどのやさしさで
疲れた心を薄めてくれる
瞳を凝らして踏み出せば
問わず語りの心の景色
見たいと思わなければ映らない
あなたの声が
あなたの詩(うた)が
見せてくれる美しい世界
それはひとときの永遠
一瞬だけの綴織
いつまでなのか
どこまでなのか
問いかけても答えは無くて
悲しいくらいわからないけど
届く限り聞いていたい
一瞬だけど一瞬じゃない
感じた輝きは消えない
誰にも消せない
溢れる思いを白い壁に
こぼして広がる
美しい世界
あなただけの世界
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