秋の招待状
昨日より高くなった空に
入道雲はもう見えない
街路樹見れば
微かに色づくハナミズキ
葉先がほんのり薄化粧
紅く染まる日が待ち遠しい
今年も会いに来て
一番好きな季節の風が
頬をかすめて囁いた
十五夜満月
ススキの野分け
木の葉の彩り
紅葉(もみじ)の宴
自然が織りなす黄金郷
秋はいつでも輝きながら
私を迎えてくれる
駆け出したい気持ちを抑え
眩い景色に思いを馳せた
会いたかったよ
胸の奥のときめきを
噛みしめながら歩き出す
もうすぐどこかで人知れず
彼岸花が咲くだろう
23/09/09 20:29更新 /
香弥
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