ビター・コーヒー
冷たくなったコーヒーが苦くて
口をつけても持て余す
熱いうちに飲もうとしたけど
もう砂糖もミルクも混ざらない
僕たちふたりみたいだね
時間をかけても合わなかった
知るほどに違うとわかったんだ
僕が見た君
君が見た僕
見てるだけなら良かったのかな
何より違っていたのは自分自身
自分で思うような
自分じゃなかった
お互いを知りたい気持ちは
どこまでだったんだろう
大事に温めたのは
いつまでだったんだろう
今はもう
どうでもいいさ
僕らがどんな人間かなんて
もう知りたくないよ
どっちが先に冷めたかなんて
ただ心と心が分離しただけ
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