涙がひと粒
こぼれるように
夜空を渡る流れ星

消えるものを追うなんて
人生みたい

掴めないから美しいその欠片
さみしさと愛しさの二重奏

冬の星が何かを語る
言葉にならないきらめきだけど
わかったふりをして微笑んだ

未来なんて知りたくないの
たとえば愛の行方とか

止められないから
止まったような
時間がほしい

澄んだ空気に溶け込んで
自分が誰か忘れたいんだ

この冬の夜にひとり
この星の下にひとり

22/12/27 20:14更新 / 香弥
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