森の少女
いつか私は思い出す
森の少女のように歩いたことを
草原を見下ろす鳥のように
自由だったこと
メタセコイアの乾いた肌に
命の息吹きを知ったこと
コキアが色づく光景を
今か今かと待ったこと
いつか私は思い出す
ある日小さな窓を見上げ
朝の光を浴びながら
青空だけは変わらない
そんな言葉をつぶやくだろう
そのとき私は懐かしい
風の詩(うた)を口ずさむ
森の少女に帰るのです
22/11/20 09:01更新 /
香弥
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