宴
冷たい雪の翌朝は
花冷えの風に震える蕾がひとつ
ぽつんと小さく開いてた
やさしい雨の降る朝は
凍った木肌が潤って
蕾は徐々にほどけていった
太陽が明るい姿を見せた朝
次々桜は花開き
枝には可憐な仲間が増える
咲け咲け桜
爛漫に
みんな集えよ
春が来た
花の宴よ
咲き誇れ
萌ゆる若葉の息吹く頃
薄紅色のひとひらが
夢の間に間に
消えるまで
22/03/27 17:35更新 /
香弥
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