緋色の炎(ほむら)

初冬の陽射しに照らされて

ドウダンツツジが燃え上がる

真昼の焚き火か松明か

遠く離れた場所からも

私の目を奪う

まばゆいほどの緋色の炎(ほむら)

ドウダンツツジよ

緋い葉よ

おまえの炎(ほむら)は

どんな花より色づく葉より

あかくあかく燃えている





21/12/05 08:18更新 / 香弥
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