満天の星
あれが天の川
いつかどこかで君と見上げた満天の星
言われなければわからないくらい
とてもとても近くに見えた
あの日の夜空は輝いてたね
それ以外は真っ暗でなんにも無い所だった
旅の宿から眺めたのは言葉でしか知らなかった
美しい星たち
天の川てほんとにあるんだ
思いながら見ていたよ
手を伸ばせば届きそうで
まるで銀の糸で織り上げた帯を広げたようだった
あの日の僕らは若かった
生きていくには僕は弱くて
君といても心は不安ばかり
大人びた横顔が悲しかったっけ
目を閉じると浮かんで来るよ
ああ 時が経つのはなんて早いんだろ
あれから何千回も遥かに瞬く星の夜が
現れては消えてったんだ
君は今どうしていますか
幸せですか
あれは天の川
無数の星が輝いて流れていたね
目を凝らさなくても見えていた
僕らは若かった
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