春のようなあなた
人を愛し人生を愛するあなた
あなたのやわらかな言葉に触れて
我に返った
私はそうじゃない
愛せない日が多い
たくさん人に失望して自分に失望して
やさしくなれない
そんな日が長く続くときがある
やさしさは強さだと思うのに
違っている自分と付き合うのは
とても痛くて空々しいね
あなたを知って思ったの
嫌いな自分を放っておくから
心が痛むのだと
思いどおりにならない日々が
私を凍らせても
そのままではだめだよと
溶かしてくれる
固くなった私の心を
春のようなあなたの声が
潤すように沁みてくる
それは小さなささやき声に
聞こえた
嫌になっちゃったの?
じゃあ 水をかけようね
おひさまの光をあげよう
やわらかくなったら
新しい笑顔が咲くよ
大丈夫 気づけたなら
あなたは枯れてないよ
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