雨の詩(うた)

雨が降ると

知らず知らず詠ってる

僕の中に刻まれた

あなたを思う雨の詩(うた)

別れは素知らぬ顔で訪れて

無造作に僕らを離した

そんなものであなたへの

愛が止むわけじゃないけれど

あれから

時おりやさしい雨が降る

僕の心を濡らそうとする

よみがえるなら

消そうとなんてしなくていいよね

忘れないなら

そのままでいい

不意に湧き上がるなら

抱き締めてしまおう

あなたを思う

それは振り返ることじゃない

ずっと ずっと

この先も

詠い続けていればいい

愛し続けていけばいい

21/02/18 18:22更新 / 香弥
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