夜空の海

【短歌十首】

君の描く似顔絵わたしに似てなくてホクロの位置も間違ってる


あの子を褒めるあなたの唇を見る度少しずつずらす視線


涙袋にある紅いホクロをあなたの為の実として持っている


猫屋敷 板ブリの玩具となりて今日一日ヘイ!いらっしゃいませっ


バイト帰りあのひとの優しさ蘇りあたたかな懐に


迷うのは夜ではなく見えない君の心模様に積もる雪道


ホクロからホクロを伝う雪解けが足先にまで走る星座よ


白波のゆめなか二人して波間のドルフィン隔てるものなく


花唄をうたって歩いた夜道 スニーカーの紐を結び直して


ビッグバン恋が生まれた星屑の見えない夜空に鯨の吐息



26/01/24 22:03更新 / 檸檬
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