みぞれ雪星
寒さで悴んだ分の力を抜くように
今日は澄んだ星空を吸い込もう
絵葉書にしたいほどの景色を
温まりながら思い出してみる
車の窓から見えた
紅葉からの木洩れ日
寒風に吹き舞う赤や黄色の葉
合間の青空
思い出すあの歌
浮ぶ白月は日に日に満ち青空へと
果てしなく溢れてゆく
カサカサと音をたてながら
風に吹かれて想いを放ち落葉する蝶々の乾いた喉 を潤すように
あの歌 が青空へ水辺へと導いてくれる
白月が寒風にけずられてゆく
小雪の指先がなにかを描いては消して
描いては消して
月光の体温に消えてゆく
枯れ葉に残った小雪は
星のように光っていた
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