ゆめ小雪

【短歌8首】

変わりなき散歩道でも雨後の葉は違う表情を魅せてくれ


暮れてゆく薄ボラけに潤むあかりがススキ立つ胸を灯して


町ビルの解体音さえ新生のメリーソングに聞こえる空


下りてなお振り返る階段端の鉢植えの花は優しくて


懐中ライトに現れた白木をハッと見た、幻のあなた


渡り鳥北限を知った心は春を求めて風を求めて


きみのツボがわからなくなるけど笑ってくれたから
わたしもほぐれて


君の傍で歌えたら夢放たれて小雪舞うよに生きてよかった





25/12/31 23:51更新 / 檸檬
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