星の中への道
凛と冷たい空気を吸ってせいせいと息を吐いた
白い息はススキの穂に撫でられ
セイタカアワダチソウの黄色の花びらは白く細やかな泡立ちとなって風に乗ってゆく準備をしている
サヤサヤとした竹林の向こうにはホウボウとしたオレンジ色
ホウボウホウボウと誰かを想う色
紅い草原と青い草原のコントラスト
初々しく咲き始めた椿を南天の実が祝福をする
安らかな枯れ葉達
ふわりと重なり合った空間に双子座流星群の星屑が眠る
星の中へ
瞳の中へ
梢になった木々の合間には桃色の雲が咲く
凛と冷たい空気がそうさせた
せいせいとせいせいとした息を吐いて
柔らかな枯れ葉の道をサクサクと歩く
こんな自分もよくもまあいたもんだなと
少し呆れながらも
やっぱり あの歌声がただずっと好きだった
星の中へ
瞳の中へ
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