雨音

雨の日は
人それぞれに違う音
響く心は自分を責めて


一片の
親心みて笑顔だけ
晴れ間を探し花を手向ける


きっとそう
雨音響くこんな日は
泣くだけ泣いていいよと響く


盆の蝉
なにより空を仰ぎ見て
微笑み返す人がいるから


そんなこと
教えてくれる君の声
優しい風に木陰の様な


人生後半階段を
傘指し歩く背中にそっと祈るよ


散歩道
思い出散歩うわの空
きづいてほしい手のぬくもりを


少しずつ
違う横顔見せてくれ
その年輪の皺に感謝し


不器用な雨は光るよ
水玉のシャボンの様に震えて光る










22/05/22 01:57更新 / 檸檬
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c