ひとコマの夢
少しずつ日が短くなり日中の暑さが和らぐ夜
風そよぐ、風そよぐ夜
影法師が伸びて導いてくれる夜
小さな桶に揺れる月の影や、星影や
一杯のお味噌汁に揺れる、月の影や、星影や、
過ぎ去りし季節、この胸に残るものを
いだくように瞼をとじる
ユメ、ひとコマ、
ひとコマに、ユメ
あのひとの星の煌めきを
現れた月影を
ユメ、ひとコマ、
ひとコマに、ユメ、、と
幾星霜と描いてみたい
砂浜の奥で目覚める卵
生死の透き間を泳いでゆく
夜空の海、光ってみえた
記憶の海、光ってみえた
25/10/19 11:57更新 /
檸檬
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