空気の帯

ハミングがわからなさをつつんでくれる

心のどこがいたいのか そうじゃないのか

夜露をまとって こぼれる音符、弾けてきえたんだ

ハミングでわからなさをつつんでほしい

心のどこが、嬉しくて、蝶の羽を持ったのか

風と一緒にハミング歌えば

きみの口元の緩みまで流れつく

伏し目がちに 眠るように

ハミングを歌っているきみの声は

鈴虫に似ているだろうな

どこにいるの、、

リンリンリンと涼やかに

見えないけれど浮ぶ音

風にゆらぐ草蔭深くに隠れてないている

けれど きみの心根から覗いてるもの

雲間の星ひとつ みつけたよ

聴こえてくるよ 

リンリンリンと

空気の帯を伝って

ここまで 震えて

25/10/19 11:57更新 / 檸檬
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c