あの青に向かって
あの空から聞こえる
鳥達の囀りが
朝だヨと
ファンファーレを鳴らす
私は眩しい陽光の隙間から
あなたの青を見つけ
耳を澄まして呟いてみる
それで いいんですよね
それで いいんです きっと
そちらは雪模様ですか?
こちらは能天気?とんでもない
そんなはずがない
素晴らしい青空です
思い起こせば
あなたの青に魅せられて
私はここにやってきたんです
私の好きな青色があなただった
この青に向かって飛んでみたい
この青は色々な色に変化する
けれども 青い地球の様に
マグマの中核を
美しい青で包み込む
鳥達の歌声が
様々な心模様を自由に
見せていた
この片隅に私もそっと歌を
置いてみたかった
ただ それだけ
それで いいんですよね
それで いいんです きっと
小雨の昼、嵐の朝、
美しい星屑月夜
全て太陽と雲影のワルツで
クルクルと
あなたの青空に吸い寄せられた
あの稲妻も大雨も
すべて私の虚空からの化学反応
自然発生されたものなら
それで いいんですよね
それで いいんです きっと
夕暮れ時の旅カラス
月明かりに照らされた一匹狼
マグマの爆発の様な叫び
子猫の様な甘え泣き
自由な空を求めて響きあう
それで いいんですよね
それで いいんです きっと
ゆっくり歩く散歩道に
小さな花が咲いていると
あなたを想い出します
巡る季節の移ろいを
青い瞳のフィルターで
優しく通して歌うたう
ああ 散歩に出てよかったな
またあなたに会えた
そう 青空の下で立ち尽くし
手を伸ばします
今こちらは風に吹かれて
木の葉がそよそよと揺れて
カサカサと触れ合って
心地よい音を奏でます
それでよかったんだよと
ささやきます
あなたの様な青空が
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