青草さ、、
眩しかったひとたちの言葉を
思い出していた
小高い丘の上から
大樹の下に居たわたしに
学童帰りに汗びっしょりになっていた
あの少女達、、は
何故わたしに
なんども 弾けるような声で
「こんにちはー」と
遠くから 呼んでくれたのだろうかと
大樹の下に居て怪しかったからだろうけど
「大人になっても夢中になって楽しんでね!」
と今のわたしにはそう聞こえる
畳の上に大の字になって
優しかったひとたちの言葉を
思い出していた
やさしいひとたちの言葉の陽だまり
木漏れ日のような揺らめき
わたしは心の柔らかなヒダの間を泳いでいった
いつのまにか遠い昔の夏を思い出してた
おばあちゃんの家まで自転車を走らせ
蝉を捕まえ、夏祭りに行き、川や海で泳いで、、
でも夏休み明けに会えなかった同級生がいたこと、、
幼心に人生に限りがあることを突き付けられ
残酷さを知った
儚さを 怖いと思った
でも
だからこそ ひとは優しくなれると信じたいという希望にすがった
そんな弱ささえ強さに変えたい
そんな青くささ、、
大好きなあのひとのことを見ているとそんな
自分を思い出すんです
この気持ちは棄てられたいものだと痛感した、
わたしであるために
我がままを
ありのままに見て 自分の問題は
自分で解いていく 机の上にすわり
ペンを取るのも自分だから
ひとの問題をわたしの問題にしていないか
誰かを想うあまり
自分の夢をあきらめようとしていないか
最後は間違いかどうかは
わたしの問題はわたしが解くしかない
あの少女達が学校で一生懸命解いているのは
赤丸だけのことではないはず
誰かの答えがわたしの答えではない
夢中になって 解いて
好きなものは好きだと
楽しんでいけたらいいな
そうして今度は
「こんにはー」と
あの少女達に
恥ずかしがらずに自然な笑顔で返せたらいいな
誰がなんと言おうとあのひとを尊いと思う
今の自分は自分が嫌いじゃない
あなたに出会えてからのわたし
手を取って真っ直ぐに目を見て
やっぱり好きは好きと言えるわたし
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