微笑

葉の裏側に隠されたちいさな震え

梅雨空にも瞬いて魅せてくれた星空

あなたがわたしの髪を繊細にカットする
ハサミの音

鏡越しに笑ってくれた微笑

夜の街の向こうに見える

黒い山景にマンションの窓明かりが

おとぎ話みたいに語り掛ける

あなたの微笑が小さく震えて

わたしの心を震わせたんだ

だから

少しずつ 進んでゆく、歩いてゆく

葉の裏側に隠されたちいさな震え

梅雨空にも瞬いて魅せてくれた星空

あなたのように歌を唄えたらなんて、

憧れを震わせながら 

おとぎ話のように映る夜の街を

繋がる夜空を

憧れを震わせながら

少しずつ 進んでゆく、歩いてゆく


24/06/30 18:37更新 / 檸檬
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c