雨にうたえば

【短歌5首・俳句、川柳6句】




きみと出会えていつだって
風のような心でいられた
ありのままで



小さな希望をもつのは
いつだってちいさなわたしから
ちいさな一歩



残り香の櫛の合間に吹く風が
髪をとかして雨に流して



雨、雨、
わたしのなかで降るならば
なにかを育め頑張れわたし



雨音を
一緒に聞いているように
不思議とおもえるあなたのこころ




傘もないさよならもいえないまたね


雨粒がかすみ草みたいにわらう


自家製のヨーグルトつきモーニング


草になればひとつにこのみちをゆく


土のよに雨音きいてただ眠る


雨上がり新茶畑が輝いて

24/05/03 08:10更新 / 檸檬
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