きみがみつめてくれるなら

ゆっくりと深呼吸

息をスーッと出来るしあわせ

いま、きみの寝顔の傍まで飛ぼう

タンポポの綿毛となって

ふーっと息をはこう

力強く萌えゆく大地に

背中を押され 舞い上がり

ゆっくりと 風をうけて

息をスーツと出来るしあわせ

きみを思うと

歌が産まれる扉が開くの

まるで 大樹からのへその緒が 

宇宙をただよい

わたしを連れ出していく

漆黒の波にただよい

価値観の網目をほどいておくれ

きみがみつめてくれるなら

わたしはきみの瞳の中で自由でいられる

きみがみつめてくれるなら

キラキラ キラリ 光っていたい

きみがみつめてくれるなら

悪い予感さえ夜露となる

ゆっくりと深呼吸

息をスーッと出来るしあわせ

いま、きみの寝顔の傍まで飛ぼう

タンポポの綿毛となって

ふーっと息をはこう

スーッと眠るきみを起こさないように

きみが目を覚ますその時にまで

露を纏って 

きみがみつめてくれるなら

キラキラ キラリ 光っていたい

24/04/26 07:50更新 / 檸檬
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