化けモノの花唄
きみに吹く今日の風はあたたかでしたか
お昼休みには
あたたかな陽射しの下でバゲットをかじりながら
きみに吹く風もあたたかであってほしいと願いました
木漏れ陽を見上げるきみの顔にやさしい光が
降り注ぎますように
雨に打たれて帰る日も
いつか明日への滋養と
報われるあたたかな風と光に包まれますように
社会における苦手な人間関係は
腹六分でもイイんだな
どうしようもないことは割り切って対処するしかないね
調子の悪い時はイマジネーションが化け物を育て過ぎないように
守らないと
自分の心を食べられちゃうよと
あの人も言ってた
そうだな同じ化け学でなら
やはり 花を育てたい
同じ化けモノなら 花のように化けたい
料理も化学
掃除、洗濯だって化学だ
大切な人の笑顔だって花のように咲かせたい
お笑いだって化学かな
同じ化けモノになるなら
きみを笑顔に化けさせる
きみだけの化けモノになりたい
でも実はぼくにとって、
とびきりの化けモノとは
きみのことだ
ぼくを笑顔にさせる化け学博士
科学 天文学、、数学 物理学
さっぱりだけど
ぼくが前向きになれる数式は
お茶の水博士が教えてくれたの?
破れた心は
ブラック・ジャックが縫ってくれるの?
いや、きみという記号と私という記号で
生まれる数式、化学反応なんだ
花のような友の笑顔も掛けていく
悲しみは割り算、喜びは掛け算だって
万物は数式化出来るらしい
世にも奇妙ないとおかしな愛しき数式
ぼくは
ぼくだけではうまれない
きみの心はぼくにはつたわる
雨上がりには
あたたかな木漏れ陽に包まれますように
そのきみからの想いを
ぼくは雨上がりの水溜りごと
陽だまりとして吸い込んだよ
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