いつも 何度でも

牛があゆむ歩幅で

いつも 何度でも

自然を味わい

背中に小鳥がくるゆめを

ゆるゆるゆらりと

ゆめみて歩く





亀があゆむ歩幅で

いつも 何度でも

大海原まで

鯨と一緒に泳ぐゆめを

ゆるゆるゆらりと

ゆめみて歩く





駱駝があゆむ歩幅で

いつも 何度でも

オアシス探して

湖面に星が降ることを

ゆるゆるゆらりと

ゆめみて歩く





蛇の視線は地に近く

いつも 何度でも

そらの深みのさみしさに

魂ふるわせ

うた唄う 

街に埋もれぬ希みを胸に

いつか蛇は竜となり

わたしもゆるゆるゆらりと
その背に乗って

宇宙(そら)まで飛ぶゆめをみる

24/01/15 17:23更新 / 檸檬
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