冬の満月
ぽっかり空いた こころに
ぽっかりとうかんだ満月
うっかり こぼれた 微笑みと
やっぱり 溢れた 涙
彷徨わず 今夜は眠る
きっとわたしは なんとか なる
今までだって そうだから
ぽっかり 空いた こころに
ぽっかりうかんだ 満月が
やっぱり 笑いかけてくる
うっかり 溢れた 涙は月明かりが
ぬぐってくれた
うたを唄えば 満天さ
冬の満月 くっきりと空高く
きらゆらと 川面に揺れる
それは安らかな 安らかな 安らかな一雫
私をまあるく満たした
傍らに佇む一番星が
あの人のピアスみたいに光ってる
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