めぐり逢い
スケーターズ・ワルツを聴きながら
木々の合間をくるりとまわり
木漏れ日と笑う
どんぐりのステップ
木々の間を
風のエスコートで
揺れる まわる
木枯し舞うスケート場で
両手を広げた
弧を描いた
落ち葉を足から掬いあげて
拍手のように響かせる
めぐりめぐる季節の風を抱えて
顔に土をつけたままのあの子の笑顔
それだけで
なにもいらないような
そんな無防備な笑顔で
わたしもわらう わたしもまわる
藤のツタをくぐり抜け
夢中にクルクルまわってよろめいて
抱きとめられた
優しく笑う楓のあなたに
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