ジャンプ傘

自分を隠す様にして

あなたから私に向けて開かれた

ジャンプ傘

バッと開いた水しぶき

あなたの涙を浴びた様だった

私は濡れてしまったけど

その涙を拭けもしない

そして近づけもしない

どうか無知な私を

許してほしい

忠告に耳を貸さず

突っ走る私を

許して

何故もこうバカなのだろう

あなたから向けられた

ジャンプ傘

その速度としぶきと光が

走馬灯の渦となって

円を描く



21/12/11 02:13更新 / 檸檬
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c