あかい飛行機雲
川面に浮ふ月のようなささやき
穏やかな夜だね
溢れ落ちそうな赤い夕日
きみにあえた日のしあわせに
満たされた心がバラードに震える
わたしの瞼のシャッターで
フイルムに一枚一枚
写し出されたあなたの姿
それはゆめのひと
わたしのゆめのひと
全霊に導かれた細道の先には
ゆめの扉
全身を包む優しいゆめよ
あなたが確かにいる
この世を照らすのは
友よ、共にゆこうと
語りかける心拍
このゆめの扉の向こうのあなたを
探していたような導き
そらには何本かの飛行機雲が
あかく染まって伸びていた
どの軌道もきっとあなたに
繋がっていく
赤い雲糸で編んでいく
そう私が希むから
そう私がのぞんでいるから
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