メリーゴーランドを降りて
テーブルクロスにちりばめられた
木洩れ日をティーカップに
入れて飲む朝
時雨が優しく降っている
松虫 鈴虫
夏の音が過ぎていく
メリーゴーランド
ほほえみながら手をふる
あの人目で追う
六等星 輝き続けた
木枯しの日がきても星座よ続け
一杯の味噌汁を飲んで
綺麗に洗ったらさあ
お椀に乗っていってきます
カーラジオのクラシックに
揺れるススキが音符のように
指揮者のように
本当は絵描きになりたい
時空間の輝きを描いてみたい
目をひらけば世界はちゃんと
優しいとあなたの歌に教えられて
吾だけの幸せの形を
みなが得られる数式はあるのかと
木枯しに
あなたが馬から舞い降りて
素敵なナイトに見えた夜
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