伝う涙
あなたの部屋の薫りは
眠りをさそうから
あなたに話かけている
つもりでそれは夢だった
命が産まれるとき
痛みを越える深い感動がある
心が凍るのを止めてくれた
あなたの言葉が涙の穴を空けてくれた
あなたへの気持ちは
鼓動をうつように
心臓から出て
あなたへと流れる
ありのまま伝うよ
頬を伝う
大袈裟なんじゃないかとなんども
自分を疑った
けど違ったんだ
氷河期を乗り越えて
巡ってきた僕ら先祖の末裔さ
ひとりなら凍っていたよ
巡りあえたこの夢が
優しい薫りを放って
あたたかな涙をくれるなら
わたしは生きていけるね
きっと
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