遥か
あなたの鼓動を聞きたい
落ち葉の木洩れ日
落ち葉の雨
落ち葉の風
金色の日々が
あなたへ向かうきもち
あなたへの道を
いっておいでと舞ってくれた
落ち葉の微笑み
落ち葉の手と手
金色の日々に
母と幼い子供の笑い声
お外で食べるお弁当
小さな瞳に落ち葉が映る
小さな手が落ち葉を掬う
あなたの鼓動を聞いてみたい
落ち葉の微笑み
落ち葉の木洩れ日
金色の日々
言の葉の光が
あなたへ向かう気持ち
いっておいでと舞ってくれた
それでもね やっぱり
冬はやってくるんだ
冬の夜空を見上げて
きみへの道は遥か遠いと知った
だからね
落ち葉に水玉が光った気がした
木枯しがふいて
地表の熱も空へとかえる
底冷えの地を落ち葉が覆う
何故そんな寂しさを
私は見つけてしまったの
どうしてあなたは
私をみつけてしまったの
まだ在る地中の熱を守り抜いて
生きるよ、いきる
あなたの鼓動を聞いていたいから
落ち葉の日々
言の葉の日々
天空へ 風に揺れ
星屑になるなら
ひとつの命がかえる場所
瞳の中へ 手のひらへ
言の葉があなたの鼓動なら
聞かせていつまでも
遥か遠い
遥か遠い
だからただ傍に
あなたの言の葉ひとつ
真心ひとつ
いつまでもずっと
この胸に舞っていてほしいと
星に願ってしまうんだ
TOP