秋空にリフレイン

季節が過ぎても君の隣で笑えた
過去も未来もないままで




ただ詩がただ詩があるそれだけの
あなたとわたしだ不思議だね





言の葉の優しさ二人の孤独を
あたためて冷めない夢となれ




忘られぬ人の
部屋のドアを通りすぎ
階段からみる夕焼け





まだ燃えて
だから逢わないその言葉
強い熱を持ち




帰り道
少し遠回り
きみの事を思う道のり好きな道




流星と小望月を
瞳を閉じて願う言の葉
ひらひらり




潮騒が君の声と重なりて
こだまする窓からリフレイン



歌だけが
あなたの心に架けられる
橋の様な気がして



涙でも
あなたの一瞬の手の温もりに
餓えた子供の悲しみよ



私も揺れてあなたも揺れる
なぜ吹くの
貴方と私の花の間に
ああ 風よ



きみが両腕広ければ
翼に見えたよその翼に包まれたい



木綿の幸せ
赤子のお尻を包んだら
お日様とゆられ手をつなぐ




木綿の喜び
君のポケット入ったり
涙を拭いたら小さな微笑み




破れたら小さな刺繍をしてくれた
あなたの指は魔法つかい

23/09/28 23:55更新 / 檸檬
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