仕合わせ

あなたにもしものことがあっても



わたしは傍にかけよってはいけない



心を配るように魂をくだいて



悲しむように歌をうたう



そんなことしかできない



そんなことはできる



けど


そんなことをあなたは望んでは
いないのだろう


あなたにまだ貰えてない手紙の返事があるよ




ペンと紙を



机に置いたままどこにいったの



戻っていらっしゃいな



ポストの中を何度も見てしまう私を



あなたはどこから見て笑っているの



心が張り裂けそうだよ



この心を縫い合わせてよ



あなたのペンで
その手のぬくもりで


仕合わせにしてほしい


本当は証明書みたいな
はっきりした返事や答えなんて
いらない


何の遠慮や気遣いもいらないんだ


こんな自由な今の時代に


好きに描いて好きに笑ってくれたらいい


時には怒ったり悲しんだりするだろうけどさ


それに悲しいくらいなら忘れてくれて全然いい


最後には
みんな笑っていてほしいって思う


天国があるかはわからないし 


何故星は光るのか


何故月が優しく語りかけるのか


わからない 何もしらない


自分の宇宙さえ、


だから心は守られるんだきっと


そうだな、どんな空模様でも
そう言ってくれていると思い込む


涙の後は笑っておくれ


仕合わせになろうよって




23/09/22 20:17更新 / 檸檬
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