その花の粒子
追い詰められない夢をみられる
二人でいたい
ただ歌うたうとき
おもろうてやがて悲しき二人でも
梅雨月に日溜まりの夢みて
どんな言葉でも受け止め君の喜び考えよううつむかない
曇りガラスを拭く
閉じた窓越し
映る言の葉に笑顔隠せず
限りある時間今のこころだけで蝶が
舞うもうあるがままにさ
ふわりと舞う蝶の羽が揺れた紫陽花
フロントガラス打つ雨は涙
必死ではらうワイパーは吾の手
紫陽花の雨粒光る雨上がり
雫の粒子となりて咲きたい
ドライ前
君がその花切り落とし
その手でふわりとすくってくれ
おい小僧なにをやってんだと
蟻を見て吾に言いたい前をみて
悲しみよりも喜びを数えるように
浜辺の小石拾い見る
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