銀の小筆に優しい雨
満開に咲きこぼれれば
白いツツジは
垣根の雪を思い出させる
夕日に照らされ金の雨
花喜んで顔を上げれば
虹浮かぶ
君気づく声
田畑に水鏡、満ち響き
ふたり帰る道々で
雨上がり
小さな小さなススキの子
光る銀色の小筆達
ススキの産毛がくすぐったい
きみの笑い声
もっと聞かせて
銀の小筆が揺れる道
可愛い画家に
心つつかれ微笑んだ
すずらんの
妹みたいな白い花達
ブルーベリーの舞踏会
色鮮やかなツツジ咲き、
陽射し届けばハワイアンな南国道
木洩れ日に
撫でられ笑う君をみたい
もみじの青葉を見に行こう
確かにある
エデンブルーの滝壺よ
雨が森のフィルターを通って
君の声は五月雨か
深くしみこみ
小さな芽吹きが手を伸ばす
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