昨日までの夜空と今日見上げた夜空
雲にすっかり隠れた月
雲海が怪しく金色に輝いて
風が雲をよけて
ゆっくりと現れた
それは綺麗な月だった
それは静かな月だった
あの冷静な瞳だった
月光があんまりにも黄金だったから
涙が出たんだ
そして、ごめんねって 言ってた
それは 昨日までの気持ち
それは 昨日までの夜空
もういいーかい
まぁだだよ
夜空の下、寒木を抱きしめた
あなたはどこ?
もういいーかい
もう いいよ
寒木を抱きしめて
見上げれば流星
それは今日見た夜空
嘘じゃない気持ちがひとつあれば
十分なほどに満ちて
あの星座のひとつになれた気がした
繋がる手を繋ぎたいよ
行けるところまで飛んでいきたい
そして、ありがとうって 言ってた
ただ流れたのは涙だった
こんな星みたいなものが流れたんだ
それは今日見上げた夜空
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