もっと夜が続いてくれるならば
夜更けにて
そろそろ眠る時間と
分かってはいても
眠いと目をこすりつつ
もっと詩を
楽しみたいと
思ってしまうのです
眠気と
詩作への意欲は
別
眠いときほど
何かが作れそうだと
意欲が湧いてしまう
それを殺してまで寝るなんて
なんと勿体ないことで
心苦しいことだ
想いは
殺すのではなく
生かすものであって欲しい
生かし
命を込められた言葉にこそ
人の心を揺さぶり
心を慰め
心の彩りを豊かにする力が
込められている
心の中で
詩の種が芽吹くものなら
育てたいと思うのが
親心
あぁ
夜がもっと続いてくれるならば
絵本を読む途中で
本を閉じるようなものだ
途中で寝るなんて
何て
口惜しい
その想いを
率直に書きたくて仕方なく
こうして書き綴る
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