私の見つけた生き方
私は「私になるため」に生きている
いい人になるためでもない
悪い人になるためでもない
今まで
この世界に生きるためには
いい人を演じるしかないと思っていた
実際
周りの人たちの多くが
いい人を目指して
日々努力して懸命に生きている
それができない人は
自分勝手だったり
人を平気で傷つけたりと
なんだか感じが悪く
私だって付き合いたくない
漠然と
いい人でいなきゃいけない
いい人を目指さなきゃいけないと思って
日々、いい人になるためのスキルを研鑽した
いい人になれないと
社会に受け入れてもらえない
誰かに受け入れてもらえない
だけど
いい人って何なんだろう?
人並みに
器用に作業が遂行できて
話や状況が理解できて
上手にしゃべれること?
私はそれがすごく苦手だったから
いい人じゃなくて
だから疎外されていたのかな?
そんな疑問を抱きながらも
いい人を目指した結果
少しはいい人のスキルは身につけられた
少しはましな人間になれたと思う
だけれど
少しだった
私はどうしても
人並みには器用になれず
人並みに状況も話しも理解できず
人並みに話せないままだった
また
人を気遣う振りはできても
本気で心配することができない
私は人として
何かが欠落している
欠陥品だ
今まで
私を少しでもまともな人間にしようと
教育してくれた人たち
サポートしてくれた人たちに申し訳ない
悪いけれど
あなた達のようないい人には
私はなれない
だから私は
いい人を目指すのをやめた
だって
これだけ努力しても
私は私を変えられなかった
努力しても
生まれ持った素質、性質は
変わらないと気づいた
先天的に
いい人として生きられない宿命の私
じゃあ
私って悪い人なの?
そうは思わない
だって
誰かに危害加えようとか思ったことないし
そんなことして愉快になることもない
いい人でも
悪い人でもなければ
私って何者?
答えは
私
私は私になるために
生きればいい
必要であれば
いい人を演じればいい
だけどそれは
必要最低限でいい
自分の生き方を見つけていくこと
それは
世間で言ういい人の
生き方の枠に当てはめて生きていくことではない
人生で
自分の意志で決めなければならないことは
沢山ある
自分の感性を研ぎ澄ませれば
独特の世界を広げられて
生きるのがさらに面白くなる
「自分」を出すことは
勇気がいるし
人によっては愚かだと罵るだろうけれど
「自分」として生きることは
実はいい人として生きるよりも
重要で
素晴らしいことではないだろうか?
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