子どもの頃の私は被害者意識の塊だった

子どもの頃の私は

虐められることに
びくびくして

色んなことが
怖くて仕方なくて

本当に
可哀想だった


昔の私なら
思っていた

けれど
昔のことなんて
どうでもいいくらい幸せな今だから
思うのは

昔の私は
弱くて

被害者意識の
塊だったということ

確かに
周りも良くはなかった

どうしたら
いじめを回避できたかなんて
良くは分からない

でも
ただ言えるのは

あの時のまま
「私は虐められる」
「虐められる私は可哀想で
周りが悪いんだ」という
思考ループにはまっていたら

今の幸せは
築けなかっただろう

恨み辛みを
いつまでも引きずっていたら

人に心を許し
人を愛し
信頼すること

そして
優しくすること
思いやることも
出来なかったと思う

負の感情を手放さない限り
人に優しくすることも出来ないし
優しくされることもない

優しくされたとしても
心が尖ったままだと
優しい感情を返せないかもしれない

自分がして欲しいことを
相手にしてあげることを
やってみたり

相手がしてほしいことを
相手をよく観察して
やってみたり

色々試して
自分から
優しさを他者に行ってみること

自分は優しさを知らないから
与えられるまで
優しくしないと
強情を張れば

いつまでも
誰にも優しく出来ないし
優しさを施されることはない

優しさを知りたい
味わいたいならば

自分から
行動すること

誰かに与えられるまで
待ち続けるのは

他者への
依存心でしかない




22/07/09 19:22更新 / アキ
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