過保護な母

私はいつまでも
子どもじゃないよ?

いつまでも嫁に行かず
実家に居続けているのは
悪いと思っているよ

自分の生活費や
医者代とか
税金や保険の支払いとか

出来る支払いは
やるようにしている

洗濯物や
料理とか
家事もやっている

親の扶養義務の時期は
とっくに過ぎているのに

こうして
衣食住を保証してくれているのは
本当に感謝している

ただね
私を一人の大人として
見てくれているか
母に対し
疑問に思うことがある

今朝の置き手紙に
「車の定期点検の時期が過ぎている」と
書かれていたけれど

「予約を取ってあげる」とか
発想が過保護だと思う

仕事の空き時間に
車屋さんに電話して
予約取ったけど

そのくらい
自分で出来るのに
何で
やってあげようとか思ったの?

もう
してあげる必要のある
年頃じゃないんだけど

そこまで
信用されていないのか

子離れできて
いないのか

帰宅後
母に
予約を取ったことを伝えると
「お金を出す」と言われた

万単位でお金がかかることは
障害者雇用のパートの給料では
正直きついため
そこは甘えさせてもらったけれど

5万以内ならば
自分で出したい

母は
どこまでも
何かしてあげようと
するところがある

そして
頼んでもいないのに
あれこれ何かを買ってきては
私にくれようとする

私は
何かして欲しくはないし
何もいらないよ

それよりも
私が何かをするのを
ただ見守って受け入れて欲しいよ

けれど
おそらくそれが難しいだろうから
精神保健福祉士を目指して
通信を受講していることが
今も母に言えないでいる

私も母が
信頼出来ない

そして母も私を
大人として信頼出来ていないのかも知れない

大人になったことを
受け入れたくないのだろうか?

どう思われていても
私は自分に責任を持って
自分の人生を開拓していきたい

22/05/23 17:15更新 / アキ
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