人生という布
一日の終わりに
ふと
今日であった人々や
今まで出会った人々の顔が
脳裏に浮かぶ
人は
生まれてから
死ぬまでに
どれだけの人々と出会い
そして
別れていくんだろう?
昔、お世話になった
あの人は
今
元気だろうか?
何をしているだろうか?
そうやって
今は疎遠になった人の安否を
気にすることもあれば
最近出会った
あの人とは
今後
どのような関わりを持っていくのだろう?
というように
今、結んでいる縁が
どのように展開していくか
思いを馳せる
今
関わっている人も
いつか
思い出の中の人になるのだろうか?
縁という糸で
出逢いと別れを繰り返すことで
糸を編み込み
人生という布を織りなしていく
そして
人生が終わり
その布の仕上がりを見たとき
私はどう感じるだろう?
思いもよらない出来事で
関係という糸が
途切れることもあったり
良い関係のまま
今も続いている関係もあったり
色んな糸が
今の私の人生という布を
織りなしている
その布の仕上がりが
素敵なのかどうかは
この世を去ってからでないと
一望することは出来ないだろう
たとえ不格好でも
「あぁ、これで良い」と
満足のいくような
そういう織り方をしていきたい
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