架空請求、怖っ!

仕事が終わって
スマホの通知に気付く

「お客様サポートセンターより
携帯電話の利用について
確認したいことがあります」とあった

何となく
いやな予感がして

家路に着いて
父が帰宅するのを待って
指定の電話番号に電話

自分の使用する
電話会社のサポートセンターを
名乗る社員

そして
利用した覚えの無い
ウェブサイトの契約未納金があるから
「本日中に
29万9千6百円支払うように」と指示

転職サイトを
色々見ていた時期はあったにしても

そのウェブサイト
開いたことはないぞ〜?

電話の会話を
不審に思った父が
「代われ」と催促

「父に代わります」と言って
スマホを父に渡す

傍で訊いていると
うん
埒があかないね

本日中に払えも変だし

以前もメールで通知したというが
そのメールを削除したとか
意味わかんない

そのウェブサイト
PCで検索したけれど
それらしいサイトは見当たらない

明らかに
架空請求

父がビシッと
「納得しかねます。
払うつもりはありません」
と言うと

「裁判所から通知が来ますよ」と
捨て台詞

あぁ〜
嫌な予感が的中

実際にある企業名を語って
架空請求してくる手口

ニュースで知ってはいたけれど
いざ
経験してみると
正直焦る

父が近くにいてくれて
本当に良かった

22/01/24 17:31更新 / アキ
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c