君は傷ついて良い存在じゃ無いよ

「自分のせいにすればいい」

「自分が我慢すれば良い」

なんて
自分を犠牲にするような
他者への愛し方はしないで

「そうすれば楽に生きられる」
だなんて

確かにそうかもしれないけれど
それはすごく
危険な考え方だよ

君は
愛したい相手と同じくらい
愛されるべき存在だよ

愛し愛される権利は
無条件に誰にでも存在しているんだよ

誰かを愛するために
自分はいくらでも傷ついても構わない

そう思う人は
結構いるけれど

それは
健全な愛し方では無いし
私はそれを
真実の愛だとは思わない

真実の愛は
誰にとっても愛の恵みがもたらされる

そこに
誰かを傷つけるような要素なんて
あってはいけない

傷つけられていい存在なんていない

だから
傷つけるのもいけないし

傷を受けることも
本当はいけないことなんだよ

「この人から暴言を受けているけれど
自分は傷ついて良いから
相手を受け入れたい」

そうやって
自分はいくらでも傷ついて良いと
暴力を甘んじて受け入れる人もいる

それは
偽善だと私は思う

相手はそれで
すっきりするかもしれないけれど
自分は
どんどん傷が蓄積していくよ

自分が恨まなければ良い

そう思って
そのうち自分が駄目になったとしたら

それで悲しむ人は
どうなるの?

それ以前に
自分自身は自分を大切に
思わないの?

それで
相手は何も変わらず

次の標的を探して
また誰かを傷つけたら

それって
良いことじゃないよね

だからね
誰かを愛したいと思うなら
まずは
自分で自分を愛さないといけないよ

誰かから愛されて
愛を知って
自分を愛する

自分が満たされていない状態で
誰かを健全に愛するのは
無理なことだと思う

もう一回言うけれど

君も
君が大事だと思う相手と同じくらい
愛を受けて良い存在だし

君は
傷ついて良い存在じゃ無いよ




21/12/07 17:34更新 / アキ
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