冬場の夜の公園
冬場の
夜の公園の
もの悲しさ
誰一人いない
遊具だけが
夜闇に溶け込む
そこの空間を
散歩なんてしたら
気晴らしどころか
いっそう寂しくなってしまいそう
幽霊すら
そこに漂うのを躊躇ってしまうほど
もの悲しい空間だ
自分の中の
悲しい思い出に浸りたいなら
そこは格好の場所だろう
公園の横の道路を照らす街灯が
いっそう
その不気味さを際立たせる
私は
ネガティブに溺れて生きるのは御免だ
夜闇の中
道を見失って
右往左往したくない
自分の心の光を灯し
道を照らして
行くべき道をどんどん進みたい
そう思いながら
颯爽と
公園の傍を車で通り過ぎた
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