小さい私
頭の中で
好きな音楽を
イントロする
とても心地よくて
気分が良くなる
ただ歌が好きだから
というわけではなくて
歌わないと
心が落ち着かないんだ
常に自分の軸が
安定していない状態で
その原因は
周囲が怖くて
自分の気持ちを表に出せなかった
孤独な幼少期が
背景にあって
心の中の
小さな子供
インナーチャイルドが
傷ついたままだから
心の安定感が
常に無い
感情の起伏が激しく
高圧的な母親に
認知症の祖父を
日常的に虐めていた祖母
二人とも
弱い人だったんだろうけれど
そんな二人がいる家庭は
心から落ち着けるものではなくて
11歳くらいの頃なんて
嫁姑の間を取り持てと
母親が画策するし
今、思えば
我が家はおかしいと分かる
そんな環境にいたせいか
心の中の小さな私は
いつも母親を求めていて
大人になった私を
母と呼んで慕っている
現実の母親は
お世辞にも出来た母親とは言えないから
私自身が
自分の母親になるしかなかった
だから私は
小さな私と語らい
優しく抱きしめる
一番して欲しかったことを
自分でしている
そうすると
心がすっと
体の中心に定まるような
安定感が戻る
欲求や感情を
表に出して
それを満たす行為
それがきちんとなされないと
私みたいに
心が不安定なまま大人になる
それが
不適切な行動や言動だったとしても
理屈を言ってたしなめるより先に
いったんは受け止める
それをしないと
子供は自分を抑圧することを覚える
抑圧が過ぎれば
自分自身に許可を出せなくなって
次第に心のバランスが崩れていく
だから
大人は
子供の心の声を聞いて
受け止めてあげて
心の整理が出来るように
促していかないと
子供の心が健全に育っていかない
心のアンバランスを
自分で解消していくのは
正直しんどい
でも
諦めたくは無い
私は私の母親だから
絶対に見捨てたりしない
小さい私が
笑ってくれること
喜んでくれることを
やっていきたい
それが私の
幸せだから
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