君という花

かたくなに閉じた花びらが
ぱっと開くように

君が心を開いてくれたなら
僕は嬉しいよ

そっけなく
ツンとしている君も
凜としていて
魅力的だよ

けれど
君という花は
花びらをぎゅっと
閉じてしまっていて
見せてくれないよね

君の素顔を

何でも器用に
完璧にこなす君は
しっかりしていて
とても頼りがいがある
強い人だ

でも
君にだって
弱音を吐きたいときはあるでしょ?
心が折れそうになるときがあるでしょ?

別に
隠さなくていいよ?
人に見せることは
悪いことじゃない

恥ずかしいなら
僕にだけでいいから

心の掃除をするように
溜まった想いを
吐露してくれていいよ

そうしたら
心が軽くなるでしょ?

心が軽くなったら
笑うことができるでしょ?

僕は分かっているんだ
君という花は
笑った時が一番
可愛らしくて
魅力的だって


19/10/02 22:55更新 / アキ
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