なぜ?
ならないことはならない
これが正しい
あれが悪い
という
刷り込み
根拠、理由について
考えさせない
自動プログラム的教育は
人々を善い人へと仕立て上げ
社会を上手く稼働させてきた
つまり
社会にとって
都合のいい人を作り出した
しかし
子どものうちから
都合のいい子はいない
その純粋で透き通った瞳は
とらえているよ
世間の
世界の
不思議を
そして
訴えているよ
なぜ?
どうして?と
疑問を
それが人間の本質だよ
正しい
悪い
とされることが
どうしてそうなのか?
世間が
世界が
当たり前としていることが
どうしてそうなのか?
それを問い
謎を解き明かすのが
子どもの頃は
何もかもが謎だらけで
大人に聞いたり
自分で想像を巡らせたりして
自分なりに解釈していた
それが大人になってからは
赤は止まれ
青は進めというように
世間が示したルールを忠実に守り
当たり前とされる道徳のもと
その根幹となる理由について考えることなく
生きている
そういう人がほとんどで
私もその一人
どうして
人を傷つけてはダメで
支え合わなければならないのか?
迷惑をかけることは悪いことなのに
人に助けられるなど
迷惑をかけていい場合もあるのはなぜか?
吐いていい嘘と悪い嘘があるのはなぜか?
それらについて
簡潔に答えることができない私
子どもの何色にも染まらない
純粋な心と瞳で見つめ
当たり前について
なぜ?と問い
その答えを追求する姿勢
その姿勢を貫いている
考える人は
世間に対し
色んな疑問を持って
反発することがあっても
自分の考えを持って
それを軸にしているから
最終的には
しっかりとブレることなく
根を張って生きていける
また
本当の意味での分別を持って
人を大切にできるだろう
TOP