同じ空の下生きている私たち

昨晩眺めた月は
本当に美しかった

その月を
私だけでなく

名も知らぬ
遠い異国の誰かも
眺めていたのだろうか?

その誰かと
月の美しさを
共感できたことが


嬉しくもあり
また
とても不思議な感じがした

見上げれば
青々とした空が続き

その空を
雲がゆったりと流れていく

「この雲は
どこから来て
どこへ向かって
流れていくの?」

この問いを
私の知らない
遠い異国の誰かも

空を見上げて
私と同じように抱いたのかしら?

この広い空は
どこまでの続いていて

世界中の人が
同じ

太陽や月
そして
雲を
眺めている

その美しさを
世界中の人々と共有し

その恵みに
世界中の人と共に
感謝し

時に天から与えられる災いに
世界中の人々が
畏怖する

誰に対しても同じ空が
頭の上に広がっているという
その不思議

同じ空の下
生きている私たちは
そんなにも不平等かしら?

そんなことを考えてみた
今日の午後の一時


21/03/30 14:43更新 / アキ
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