友達ではない、それが家族

友達みたいな親子関係が
世の中でもてはやされているけれど

家族って
何だろう?

近頃そんなことを
考えてしまう

家族も友達も
1つの集団であって

共に支え合い
助け合う関係だ

ということは
共通しているかもしれない

友達は
その定義だけで済むだろう

ただ
家族の場合は
その定義では不十分だ

そのポジティブな関係であればいいが
全ての家族がそうではない

助け合い
支え合うということもなく

お互い憎み合い
傷つけ合う関係や

何も害は与え合わなくても
お互い無関心で
何もしない関係

そういう関係で
繋がっているパターンもある

友達ならば
そういったネガティブな関係に
なりそうになってしまえば
関係を切れる

しかし
家族の関係は
なかなか切ることが出来ない

ネガティブな関係になったとき
自分はどう対処するか?

切ることの出来ない関係を
どう修復するか?

なぜ
修復しなければならないか?

それは
家族だからだ

切ることの出来ない関係で繋がれた
支え合うべき集団
存在だからだ

と、言いたいところだが
どこかで見切りを付けて
距離を置く必要も
あるかもしれない

家族と言っても
自分とは違う存在

繋がりはあっても
他人であるのだから

尽くしすぎには
注意した方が良い

いくら貢献しても
相手から何も返ってこない
思ったような反応がない

それを繰り返すと
こちらの心が疲れてしまう

家族だからこうすべき
という考えに縛られているならば

いっそ
その縄を断ち切って
距離を置いてリセットしてもいい

友達みたいに付き合えれば
楽なのか?

そうかもしれないが
友達みたいに
切ったり繋いだりを繰り返せる縁ではない

わきあいあいと
ただ仲良くしていればいいのか?

家族は仲が良いのが一番良いが
何の統率もルールもなく
みんなが好き勝手やっているのも
何かが違う

家族のあるべき姿なんて
分からないけれど

ただ言えるのは
切れない縁で繋がれている家族だからこそ
折り合いを大切にしなければならないし

お互いを大切にする方法を
模索していかなければならない

と、私は思うのだが
皆さんはどう思う?

21/03/06 21:28更新 / アキ
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c