父のいない年末年始
今年の年末年始は
父が家にいない
父は憩室炎が治りきらず
大腸ポリープを取り除くため
入院している
冷静沈着な父だから
入院や退院後に関して
不安なことは無いと思う
火曜日に初めて行った家族会議で
父の考えや気持ちを聞くことが出来た
私が4月から作業療法士に転職するにあたり
祖母の4月からの施設入所について
ニートで引きこもりの兄の今後についてなど
色んなことを入院前に話し合った
やはり
自分のことよりも家族のことを
気にしていた
父には
「お父さんがいない間は私たちに任せて」
そう言って会議を締めくくった
入院して2日目
ラインでは
「今日は蕎麦が出るかも」なんて
呑気なこと書いていた
父のことだから
大丈夫だとは思う
気の利いた言葉なんてかけられないし
変に気を遣いすぎても困るだろうから
いつも通りの調子でラインを返す
今年の年末年始は父がいない
だから
朝のご飯の支度もゴミ出しも
年末年始にしなければならないことも
父なしでやらなければならない
どれだけ父が家族に貢献していたか
そのありがたみを痛感する
この病は
頑張りすぎる父への
神様からの贈り物だ
少しでも休めるよう
休暇を頂いたのだ
父は家族に尽くしたい人だから
父の役割を奪うことはかえって逆効果だろう
けれど
少しでも自立したいから
色んなことを教えて欲しいな
今夜はこんなラインを送りたい
「いつも家族のために働いてくれて
ありがとう」と
その一言しか浮かばない
けれど
それだけでも
私の気持ちは十分伝わるかな?
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